現役生活相談員の仕事法

#12 月末作業 生活相談員のお仕事 推察出来る力を養え

月末しんどいしんどいって私たち何しているんでしょう。
 
・モニタリングご利用者全員分記録と印刷
通所介護計画書・個別機能訓練計画書・体力測定シート
・状況報告書 要支援の方全員分〆
・実績確定と要介護分印刷(勿論チェックも)
・上記を居宅ごとに、CMごとに並び替え、封筒入れ
 
・請求登録 利用者全員分
・請求書領収書配布準備(領収書ハンコ押し)公費の方以外の利用者分
・次月の支援状況報告書日付書き・封筒の宛名貼り
・事業所内の予備費清算作業
・いつ来るかわからないいう方への月間カレンダー作成
・返戻確認とその処理
・空き状況印刷
・FAX送信送信表作成
・希望休印刷
・タネ銭合わせ
・残業計算
・勤怠確定
 
・・月末作業はたぬきとしては10日前からは作業は進めております
が、下旬には更新に伴う担当者会議がよく入り、お試しの方が来られ、契約の担当者会議が入ります。勿論日常業務が在りきの状態です。電話は鳴ります、利用者さんとはいろんな珍事があります、スタッフはぶーぶー言い、それをどーどーさせます。
 
生活相談員に専念出来る環境の職場なんてどれだけあるのかと思います。
うちは80人ほどですが、送迎も行くし、現場に入る事もある(利用者の稼働率が低いと直ぐにスタッフの人数を減らされ現場に入らされます)。それに加え管理業務となります。何とでもなりますし、何とでもしますが、出来れば「集中」をしたくもあります。
 
ペーパーレス・オンライン化は便利ですが、クリック回数が多いのが今のネックです。
「入りこんで、入りこんで、入り込んで、クリック」みたいな。一作業工程に何回クリックさせんねや、と思います。
 
さて、「推察する」。これは先日、慕う方から学んだ言葉です。
それは、今自分がこうだから自分の事しか見えなく、どれだけケアマネージャーさんが給付の日は外してと言われてもどんだけ忙しいかは相手の立場・境遇に立たない事には判りません。むしろ今私が離職すれば、この月末の忙しさなんて数か月で忘れる事と思います。「なんとかなるでしょ?」と。そして困難利用者さんへの困難なプログラムを要求してき、要望に15分やり取り、スタッフとの計画とやり取りに20分、計画に実施に30分、その結果報告に15分。はたまた月末最終日に2件もお試しを送り込んでくる非道な事をしてしまうのでしょう(本来の私の業務はそこなんですが)。
 
年末、もうこの来た状態なら大丈夫!と、ケアマネージャーさんに実績FAX終えてから15時「勝手言うてすみません、今日はちょっと用事があるのでタクシーで帰りますわ」と利用者さんに言われ、血管ブチ切れそうな内心、笑顔で、「お送りしますよ、では帰りましょうか」とお送りだしたあの頃・・
 
2年以上前の事なのに昨日のことの様に思い出すあの一件はさておき、
そういった事から、電話は好きなツールでもあるのですが、つい先方と長電話になってしまう為、電話でのやり取りの回数は、減らしたいなーと思うのが本音です。複数の方に連絡を取らないといけないとき、また一から説明するのか、と思うと、幾ら時間があっても足りません。文面でのやり取りが出来るのであれば、それも活用しつつ、時々電話、等使い分けをしながら連絡を取りたいなーと思います。
 
従来の電話・FAXだけの相談ツールはもう古い、むしろこれだけ便利なツールが世にわんさかあるというのにそれを個人情報がどっだこっだ云うて用いないのはまさに宝の持ち腐れ、個人情報が云々たらたら、オンオフが付きにくいだの、そんな垣根(言い訳)を打破して、もっと効率性の高い仕事に従事したいと願います。
 
インターネットの「イ」の字もわからん、といった方もおられる一方、今や90歳でもスマホを持っておられます。これからの後期高齢者に対しては、そんなここにハンコお願いしまーす言うようなやり方、古臭いとしか思われない、よね。人によって使い分け、時と場合によって使い分けを行い、もっと生産性を高めた仕事をしたいと思うのであります。
 
今日の結論:
①「推察する」
② 従来のやり方に捕らわれない
③ 従来のやり方に捕らわれているのは言い訳に過ぎない

あまりに集中出来ず、在宅勤務を希望し、月2回から試験導入に漕ぎ着けたものの退職にあたり後任の子に教えるタスクが増え裁ち切れとなる哀しみ。