現役生活相談員の仕事法

#11 少しIT化、時々アナログ化

介護業界に従事していると、どれだけ紙の仕事が多いのかと嫌になる

書類、書類、書類・・

通所介護に於いて今、私の勤め先で例を挙げると

①送迎表

②バイタルチェック表

③機能訓練指示書

通所介護計画書/通所予防型サービス計画書

⑤個別機能訓練計画書

⑥週間予定表

⑦連絡帳

 ①-⑦は常に触っている気がします

⑥シフト表

⑦契約書

⑧重要事項説明書

⑨個人情報同意書

※今はコロナ禍の加算もあり、別途重要事項説明書もあり

⓾アセスメントシート

⑪体力測定結果表

⑫事故報告書

⑬消防訓練議事録・事業所内研修議事録・運営推進会議資料と議事録

⑭FAX送信表

⑮担当者会議議事録

⑯状況報告書・提供表

⑰モニタリングシート

⑱銀行口座口座振替依頼書

⑲地図

 

んー・・思いつくものだけでざっとこのようなもの。

多い!掛ける利用者分ですからね。

 

契約書・重要事項説明書について少しもがいた事があります。

住所を印字された事業所があると知り、上司に掛け合いました。

「うちもしましょうよ!」

「・・役所に聞いてみよう」→却下

「複写式(カーボン)とかどうですか!」

「・・役所に聞いてみよう」→却下

「もうシャチハタでも良いでしょう、認印要らないでしょう!」→却下

もう諦め気味ですが、・・河野大臣が押印廃止、FAX廃止を進めて下さるのか、

田村厚労大臣が推し進めて下さるのか、ほんの少し期待しております。

 

私が今の職について以降、ペーパーレス化が職場でも進み、

カイポケというソフトを導入頂けました。

https://comimi.jp/archives/column/kaipoke-review

※カイポケについては此方が見易くまとまっていました


勤怠はタイムレコーダーを廃止し、タブレットで打ちます。

実績の打ち込みから請求書迄 随分と楽になりました。

利用料金も手集金から口座引き落とし(しかもどの銀行にも対応)、

バイタル打ち込みも、連絡帳もカラー写真付きでいけます。

記録も日報も、国保連伝送も、勤怠修正も、請求書領収書もすべてカイポケで済みます。

 

カイポケは時々システム自体が重たい事、

繋がらないという事、アプリの再起動が必要という事がありますが(年に数回)、

電話対応も良く(その電話も以前は繋がる迄15分ほど掛かっていましたが今はオペレーターに直ぐ繋がります)、質問ごとは必ず解決されます。

※ネットで求人みていたらに何度でも電話がきてそこはSMSなんとかしてよ、とは思いますが、延び盛りのSMSなので目をつぶります

 

10枚あった機能訓練指示書はエクセルで1枚にまとめました。

バイタルチェック表は要支援・要介護で色分けし、アイウエオ順に並び替えを。

 

今の課題は、カイポケソフト使用時、バイタルは打ち込め、利用者情報をクリックするとその方の推移が見えるのですが、イチイチそれを開くのは我々現場スタッフには手間暇で。

体温・血圧・脈拍を打ち込む際に、会社基準と、個人差をCSVファイルみたく、

許容範囲を越えたら「誰でも」「瞬時に」赤信号・黄信号と判り易く表示が出来ない仕組みがないものか、模索しております。

また、カイポケにおける経過観察は時間のある時には良いのですが、1分1秒貴重な時間と作業を進めないといけない現場としては、クリック回数が多い事が煩わしく、スラックを用いております。

(これは写真やテキストの取り込み、他拠点との報連相や、カテゴリー分けでの記録の為にもスラックは適しているのですが)

カイポケの経過観察でも、重要箇所には色付けが出来ればもっといいのになぁ、とも。

まぁ往々にして十二分なソフトである事は間違いないと思いつつ。

 

今は、それに併せて担当者会議議事録がPCを見ると毛嫌いする高齢者の方の前で、

手書きテキストをテキストデータとして取り込むメモ用紙を使用してみようか、

手帳はデジタル派たんくすですが、今後手書きと見せかけGoogleカレンダーにリンクさせようか、もやもや考えております。

 

 福祉用具さんたち、もはやサインもタブレットに電子でやってるのになぁ・・

通所計画書やケアプランにはそれは適合しないのかなぁ・・。電子押印もある時代なのに。

 

今日の結論:

高齢者はインターネットの「イ」の字も毛嫌いする方もおられ、

そこのツールについては、如何にさり気無く、導入していくか、

どうすれば少しでも、楽に、時間短縮・生産性を高める仕事を出来るか模索中、諦めません、模索の手は止めません!

 

生産性を高める事によって、利用者さんに向き合う時間が作れ、

書類書類にオーバーヒートせずに済むのです!