現役生活相談員の仕事法

#13 在宅ワーク 生活相談員として

今年新型コロナウイルスが蔓延を始めた頃、非常に危機感を持って上司に掛け合ってきました。
「子供が万が一あった時、子供の学校に万が一があった時、2週間お休みという十二分に長いお休みを頂かないといけません」
「その中で仕事が回ると仰るのですか?」

「お子さんが大きく手が離れた他拠点の相談員とは違い、たんくすさんのお子さんは小さい、とはいっても他の方の手前、たんくすさんだけ特別扱いするわけにはいきません」

・・そんな流暢な事言うてて後からどうなるか判っているのか・・

と、思い、粛々と在宅で出来る仕事内容の精査を始めておりました。



緊急事態宣言の折にも、「時間短縮での営業」に踏み切った勤め先。
なんやかんやまだ休む事なく出勤は続けているのですが。
この夏、電話連絡やスタッフ・利用者さんからのなんやかんや、「集中しないと仕事が回らない!」
※何故なら今このA作業が出来るようになったら、次はB作業、という風に幾ら効率化を目指しても次から次へのタスクを積み上げていくので と、いう状況に陥ったので、新型コロナが原因ではなく、仕事の効率化という観点で以て在宅勤務を了承頂けたのでした。


とはいえ通所介護の相談員で、在宅に漕ぎ着けたのはなかなか理解のある上司、と、
有難く思っております。
その時、頼んだ事項
 ※内容は精査し、仕事量と時間についての目標値を設定し導入する
 ※社労士さんと確認を行って頂く
 ※個人情報の取り扱いについて

上司から言われた事項
 ※アウトカム評価のできる項目については実行していく
 ※信頼のできるネットワークのみで接続
 ※個人ファイルは持ち帰らない
 ※USBの持ち運びはしない
 ※クラウドの中で仕事

クラウドにあげて作業をするのは
①何処のPCからも作業は出来る
②万が一のPC故障時に死ななくて済む
と、いうメリットはあります。
が、一方でクリック回数が増えてしまう、というのは若干のデメリットでもあります。
(が、オンライン賛成派なのでメリットが上回りクリック回数は目をつぶります)

以下、在宅勤務の感想です。


①Wordを使用したモニタリング作業・でしたが、自宅と職場の形式が異なることで作業ペースが大幅にダウン 分数に換算すると落ちたか同じくらいで成果についての満足度低め(そもそも内容の下準備も職場で必要)
②モチベーションの維持、集中力維持は成功
 はじめは不安でしたがPC開けたら集中できます
③事業所や販促勧誘の電話がないことは良い点でした
④通所計画書作成準備に於いて日付間違いは見抜けやすい( 静かな環境はベター) ただ①同様Excelを使用したシートで互換性の違いからパッと立ち上がらず苛々はつもり成果についての満足度は低め
⑤喧しいながらも集中して事業所で作業を行うメリットも感じる
 ※普段、利用者さん、スタッフの動向を知る、会話を「聴く」事からアイデアも浮かぶので
⑥通勤時間送迎時間がないのは助かるもの体調として在宅一択は健康を損ねる可能性が出る

そして適度なストレスが良いと思い、出勤した途端、逆にオンオフの切り替えがひどく物凄い負荷がかかるという・・

今日の結論:
①自分で出来るルーティンワークであれば在宅ワークは非常に効率が良く生産性が高まる
②その際、同じ形式のマイクロソフトオフィスを使わないと生産性が落ちるので同じ形式の用意が必要だった(うちにあるPCは友人から買い取った若干古かったため)
③何を何処迄やったかは日報としてつけないとサボってしまえる
④「思いっきり頑張らないといけない」とプレッシャーになりしんどくもなる人もいるだろうと思われます
⑤程々にいい塩梅でストレスフリーで出来るのであれば花丸でなかろうか
⑥印刷が出来ないのはもどかしい
⑦特段他のマニュアル作り等行うのであれば問題無かったのであろうも、それでは上司のOK出なかったしなぁ・・と振り返ります
在宅ワークが常態化すれば緊張感はなくなり昼間眠たいだろうなぁ・・