現役生活相談員の仕事法

#1生活相談員スキルUP 転倒の報告をケアマネに入れるかどうか

 はじめは判らずご自宅等サービス利用時間外の転倒=ケアマネージャーさんに報告を入れていました。
が、しょっちゅうしょっちゅう転倒し無傷の時には、ケアマネさんに 連絡を入れようかどうしようかと迷いました。
正直、自分のお休みの時に、拠点のパートさんから ◯◯さんご自宅で転倒したそうですが連絡をした方がいいですか?と聞かれても
命に別条がないのであれば大丈夫ではないかと思いました。
嘔気がないか・血圧に異常がないか・動きに問題ないかの把握は必要です。
また家族は知っているのか、受診したかしていないかの把握も必要です。
 が、この転倒がまた後々の本人の生活に何ら支障が出たらどうしよう。サービスの形態が変わってしまうかもしれない。
 
転倒の報告に迷った時や判らない時には報告を入れて間違いはないと思います。
 
もちろんサービス利用中の転倒事故であれば報告は入れますが。
 
 ケアマネージャーさんとお付き合いする上、
先方が多忙である事(特に給付管理の10日)は判っており、度々の連絡を入れるのを恐縮する様にはなっていました。
 ケアマネージャーさんとはかなりの頻度でいろんな報告を入れます。
その中で ついで でお伝えするという方法も身に着けてきました。
 
多くのケアマネージャーさんは
報告は多い方が嬉しいと言って下さります。居宅ケアマネージャーさんは基本的には、月に1回の訪問、包括ケアマネージャーさんは月に1回の電話確認と3ヶ月に1回の訪問しか担当の方と接されません。
ですのでその事を双方が把握し、
時間帯・場所・どこで転倒が多いか、手すりや福祉用具で改善出来るならその方を支援する考察材料になるからです。
 
順調に利用して運動していたと思いきや、入浴がケアプランに組み込んでいても実際には全然入浴出来ておらず、
「え?そうなんですか!」という事は双方ともに連携不足だと考えます。
 とはいっても一方、ケアマネージャーさんが今すぐどうこう出来ない事を一つ一つ報告するのも、
「じゃあ、私はどうしたらいいのか?」と思われる様にも感じます。
 
連絡し、「あぁそうですか」で、済ますケアマネージャーさん、
また熱心に聞いて下さり本当に多面的に支援を考えるケアマネージャーさん、
結局はケアマネージャーさんのやる気と力量にも感じるのですが。
 
頭部打撲は脳内出血、今後のケアに繋がるので早めの報告が吉です。またその際には受診、未受診もキーポイントになります。
 
どこどこでどうこうしてどうなって、本人にも家族も受診を促したが受診してくれず・・
ケアマネージャーさんからも受診を促して欲しいなのか、
どこどこでどうこうしてどうなって・・でも今回の転倒では大丈夫なご様子です、お知りおきだけして頂きたく報告迄です、なのか、
次に利用されるサービスに繋いでもらいたいのか、具体的な報告をすると先方に良い気はします。
 
遅い報告は役に立たないこともあります。
明日訪問看護が入っていたのに報告が遅れ、訪問看護さんからもう聞いている等格好悪いことも経験しています。
 
そのやり取りの積み重ねが、熱心に利用者に向き合っている事が繋がり、本人の援助にもプラスに、ケアマネージャーさんとの信頼関係も生まれるのではないかと感じます。
 
今迄全然転倒の無かった方が転倒した時、
動きに問題が出てきている、そんな時にも必ず連絡は必要ですよ。
 
 今日の結論
・相手の立場になってTPOわきまえ報告をする
・わからなければ報告する
 
自己紹介はまた後日、 
明日は急なご利用者さんのお休みについて。