現役生活相談員の仕事法

#7 リクルート 口に出せない一従業員目線

現場からは口に出せない採用面接
 
先に結論
リクルート介護施設にとって永遠の課題であり最も力を入れないといけない分野であるが求人情報誌、口コミだけを頼りにしていてはいい人材は揃わない
 
この拙いブログながら求人情報系にお勤めの方が見ていたら本当に申し訳ございません・・
私も求人情報サイトは見ております、活用させて頂いております
 
いい人材とは何か、
それは事業所により異なると思います
此処では 少ない経験ではありますが「通所介護の人材」についてお話します
 
通所介護にとってのいい人材
それは
資格をたくさん持つ人間
 …ではなさそうです
それは
知識をたくさん持つ人間
 …勿論現場としてはwelcomeですが上のものはそう考えません
経営陣は自分たちにとってのイエスマン、組織に同調し、チームワークプレーが行えるかどうかを面接時見ていました
 
他人の話を聞く力があるかどうか・組織の輪を乱さない人かを見ておられました
 
介護をサポートするのに必要な資格をたくさん持っておられる方でも不採用はあります。
 折角一緒に働けそうな方が来たのに勿体無い!と思うことは多々ありました。
 
・・が、一職員がそこを口出すことはなりません。
 
 非常にリクルートに長けており、経営としても、その人柄も知識も凡てに於て熱い方がおられ、その方が所属する法人に見学に行かせて頂きました。其方で話をして頂ける機会があり、数多くは手の内は教えてもらえませんでしたが、見て感じたことは、
 
 その方は、何年間も様々な介護に携わる研修に赴き、 講師を勤め、介護職員のスキルアップに貢献されると共に、その中で人脈を拡げておられました。自ら研修に参加するモチベーションの高い人材を、見抜く・・そこでヘッドハンティングしているのか(推論)
またその講師に惹かれる人は自分からその法人に求人に行くのではないか、と。
 
先生は仰っていました。
当法人はリクルートに非常に力を入れています。
ですので、非常に良い人材が集まって頂いております、と。
 
様々な研修で講義をなされるその背景にはそれを実践される腕があり、日々先生と接するそこでの職員のモチベーションは非常に高いものでした。先生はいくら普段飛び回り、 現場には入れないとしてもその芽吹きは確実大輪になっておられます。
 
また、
ホームページにはモデル年収が記されています。何年間頑張ったらこれ、というものです。もちろん
人員に余力があります。通常業務に加え、自分たちで 創意工夫し次に繋ぐ・高める工夫をなされています。万が一スタッフのお休みがあっても回る体制・余力のマンパワーを維持されています。
「仕事」「任せて」おられます。私は入社一年目の方に施設案内頂きました、前職場はスターバックスコーヒーでの勤務。接客はプロです、言葉遣い、 たたずまいに落ち着きがあり、理念やコンセプトは一年目かと思うほどすらすらご紹介頂きました。
外部発信力が高いです。(勿論当然ながら業務自体、法令遵守、きちんと行われています←一番難しい事です)
 
バックに病院があり、収入もある介護老人保健施設とはいえ、先生の様なリクルートは到底出来ませんが今の時代ホームページ くらいは作成・更新し、ひとまず幾あまたある事業所から選ばれるには何かしらしないと他力本願だけではいけないと思います。そもそもITに疎い介護業界、此処に強い職員が居ない事には、理解の乏しい経営方針では、時代から取り残され淘汰されます。
 
   口コミ、人脈、勿論そこも強い武器です。
 
もちろん種を撒かない事には芽は出ません。
そこで求人情報誌の活用、 ハローワーク、ビラ巻き、いろいろな手法はあります。
 
通所介護は資格不問なためいろいろな方が応募下さります。
 
優れた資格持ちでしたが組織で働くのは苦手だった方が退職した直後、
「無資格でも人柄重視 !」と求人情報誌に書いた経営陣には吹きましたが。
 
チームワークプレーな毎日。現場としてはチームワークは非常に大切です。
 
ちなみにこの業界に長くいると何処の事業所がどの様なカラーで、どんな手法で、どんな人の集まりかは多少なり情報は得れます。  面接前に見学は必須だと思っていますが、情報や人脈に長けた方に前情報をいただくのも一手かな、と考えます。
・・研修中に就労規則も読みたいですが、そういう事をされると先方は退くかな。
ただ、職員の表情・挨拶・昼休みの雰囲気は見ていた方が良いので、もし介護施設にご見学に行かれる際には、先方が嫌がらなければ、利用者さんのお帰りから昼休みにかけ行くと、ものすっごい本音が見えるでしょうね。利用者さん・従業員の悪口を言うような職場にもし行くのであれば、相当なスルースキルと、自分が腐らない為の根性が必要だと思われます。
 
今、先生のお勤めの施設のフェイスブックを見に行きましたがあまりに眩しくて羨ましくて目がくらみました。笑