現役生活相談員の仕事法

#7 リクルート 口に出せない一従業員目線

現場からは口に出せない採用面接
 
先に結論
リクルート介護施設にとって永遠の課題であり最も力を入れないといけない分野であるが求人情報誌、口コミだけを頼りにしていてはいい人材は揃わない
 
この拙いブログながら求人情報系にお勤めの方が見ていたら本当に申し訳ございません・・
私も求人情報サイトは見ております、活用させて頂いております
 
いい人材とは何か、
それは事業所により異なると思います
此処では 少ない経験ではありますが「通所介護の人材」についてお話します
 
通所介護にとってのいい人材
それは
資格をたくさん持つ人間
 …ではなさそうです
それは
知識をたくさん持つ人間
 …勿論現場としてはwelcomeですが上のものはそう考えません
経営陣は自分たちにとってのイエスマン、組織に同調し、チームワークプレーが行えるかどうかを面接時見ていました
 
他人の話を聞く力があるかどうか・組織の輪を乱さない人かを見ておられました
 
介護をサポートするのに必要な資格をたくさん持っておられる方でも不採用はあります。
 折角一緒に働けそうな方が来たのに勿体無い!と思うことは多々ありました。
 
・・が、一職員がそこを口出すことはなりません。
 
 非常にリクルートに長けており、経営としても、その人柄も知識も凡てに於て熱い方がおられ、その方が所属する法人に見学に行かせて頂きました。其方で話をして頂ける機会があり、数多くは手の内は教えてもらえませんでしたが、見て感じたことは、
 
 その方は、何年間も様々な介護に携わる研修に赴き、 講師を勤め、介護職員のスキルアップに貢献されると共に、その中で人脈を拡げておられました。自ら研修に参加するモチベーションの高い人材を、見抜く・・そこでヘッドハンティングしているのか(推論)
またその講師に惹かれる人は自分からその法人に求人に行くのではないか、と。
 
先生は仰っていました。
当法人はリクルートに非常に力を入れています。
ですので、非常に良い人材が集まって頂いております、と。
 
様々な研修で講義をなされるその背景にはそれを実践される腕があり、日々先生と接するそこでの職員のモチベーションは非常に高いものでした。先生はいくら普段飛び回り、 現場には入れないとしてもその芽吹きは確実大輪になっておられます。
 
また、
ホームページにはモデル年収が記されています。何年間頑張ったらこれ、というものです。もちろん
人員に余力があります。通常業務に加え、自分たちで 創意工夫し次に繋ぐ・高める工夫をなされています。万が一スタッフのお休みがあっても回る体制・余力のマンパワーを維持されています。
「仕事」「任せて」おられます。私は入社一年目の方に施設案内頂きました、前職場はスターバックスコーヒーでの勤務。接客はプロです、言葉遣い、 たたずまいに落ち着きがあり、理念やコンセプトは一年目かと思うほどすらすらご紹介頂きました。
外部発信力が高いです。(勿論当然ながら業務自体、法令遵守、きちんと行われています←一番難しい事です)
 
バックに病院があり、収入もある介護老人保健施設とはいえ、先生の様なリクルートは到底出来ませんが今の時代ホームページ くらいは作成・更新し、ひとまず幾あまたある事業所から選ばれるには何かしらしないと他力本願だけではいけないと思います。そもそもITに疎い介護業界、此処に強い職員が居ない事には、理解の乏しい経営方針では、時代から取り残され淘汰されます。
 
   口コミ、人脈、勿論そこも強い武器です。
 
もちろん種を撒かない事には芽は出ません。
そこで求人情報誌の活用、 ハローワーク、ビラ巻き、いろいろな手法はあります。
 
通所介護は資格不問なためいろいろな方が応募下さります。
 
優れた資格持ちでしたが組織で働くのは苦手だった方が退職した直後、
「無資格でも人柄重視 !」と求人情報誌に書いた経営陣には吹きましたが。
 
チームワークプレーな毎日。現場としてはチームワークは非常に大切です。
 
ちなみにこの業界に長くいると何処の事業所がどの様なカラーで、どんな手法で、どんな人の集まりかは多少なり情報は得れます。  面接前に見学は必須だと思っていますが、情報や人脈に長けた方に前情報をいただくのも一手かな、と考えます。
・・研修中に就労規則も読みたいですが、そういう事をされると先方は退くかな。
ただ、職員の表情・挨拶・昼休みの雰囲気は見ていた方が良いので、もし介護施設にご見学に行かれる際には、先方が嫌がらなければ、利用者さんのお帰りから昼休みにかけ行くと、ものすっごい本音が見えるでしょうね。利用者さん・従業員の悪口を言うような職場にもし行くのであれば、相当なスルースキルと、自分が腐らない為の根性が必要だと思われます。
 
今、先生のお勤めの施設のフェイスブックを見に行きましたがあまりに眩しくて羨ましくて目がくらみました。笑

#6 たんくすの自己紹介

はじめまして、こんにちは。
今更ですが少し自己紹介をしておきます。
 
学生時代は文学部国語国文学科。
・・でしたが、
ヘルパー3級と、福祉(高齢・視力障害・聴力傷害へのボランティア活動)を通じ、
介護業界というものを知りました。
(図書館司書の免許は持っています)

社会福祉法人にご縁あって入職
定員25名のデイサービス
当時は大規模減算というものがなく・・入職して数年経過した頃、定員50名のデイサービスに。
送迎・入浴介助(寝台浴/リフト浴/一般浴)・食事介助・トイレ介助・レクリエーション・送迎
365日夕食付が売りの施設で、1日10時間×4日就労しておりました。
 
大規模減算というものが出てき、再び25名定員のデイサービスへフロア分割。
その後、近隣に新しく立ち上げそこのフロアリーダーとして異動。
三好春樹氏を軸に介護の原点を学び、他デイで断られる様なケースの方を受け入れ、
当時は当たり前として接していたもの様々な介護経験を経て、
今の私を創りあげて下さりました。ちなみに若葉マークでキャラバン送迎だとか、ガチ体力勝負な業務内容に、相当根性鍛えられあげました。
お祭り気質、自分が楽しまなければ他人を楽しませれないという介護士の礎も此方で会得。
8年程お世話になって結婚の為退職。
 
次に株式会社のデイサービスへ入職。
A拠点にて勤務→B拠点立ち上げにて介護職として異動→出産の為C拠点へ異動願。
・・前職と比べ、介護度が軽く、認知状況も全然異なり、かなり躓きました。
就職条件として主として選んだ一つの条件が崩れたため退職希望。
さすが株式会社。
会社だなぁと感じることは度々ありました。
介護が必要となる方はいろんな方がいるのだなあと衝撃。
5年程お世話になりました。
 
さて現職、生活相談員として求人がかかっており家から近隣という事だけに惹かれ入職希望。
此処で今の自分が培われました。
 
地域密着型の機能訓練型デイサービス、利用定員は10名であり、規模は明らかに小さいもの、
地域に根差したとても面白い職場でした。
非常にレトロなやり方をなされていましたが、先ずはそれを踏襲、のち、上司と共にひたすら改革。
4年程した頃から、回数は少ないですが週間稼働率が100%という週も打ち出し、上司にはドヤ顔も出来ました。
 
此処でケアマネージャーさんとのやり取りが楽しく、ご利用者さん、スタッフとのやり取りが楽しく・・
視野が広がりました。
先ずは業務をこなす事で手一杯でしたが、
4年程経過した頃、
ケアマネージャーさんがどんな目線で、何を考え仕事をなされているのかが知りたく介護支援専門員の参考書に向き合いました。筆記は合格、ただ新型コロナ蔓延に伴い、6月で終える筈の研修が延期状態。
現在に至ります。
余りにも多忙な業務量に、
此処で相当なスルースキルが培われました。笑

今は地域と、医療、介護、行政との連携を、山ほどある有益なバラバラに点在する知識と情報を広い集め繋ぎあわせ線にして発信する人間になりたい。そんな熱い想いを持ちながら日々出来ることからコツコツと、仕事をしている次第。

そんなたんくすです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

【読書記録】定年男子 定年女子

 今迄読書メーターに記録していたのですが、此方でアウトプットしようと、

読んだ本を貼り付けておきます。

 はじめに 「老後破産」が不安なあなたに

第1章 「金持ち老後」のために知っておくべきこと

第2章 月8万円の収入で「老後の赤字」は消える

第3章 病気と介護にかかるお金 ホントのところ

第4章 幸せな老後のために45歳からやっておくべきこと

 

【POINT】

・大事なのはきょういくきょうよう

・平均寿命と健康寿命

・現役の今から、ざっくり家計簿で支出を把握

・不安解消には老後の収支の検討を付ける事

・日常生活費以外の費用の見積もり

・投資は苦手ならしなくてよい

・定年後も働く事こそ老後不安の最強の解決法ー働けば貧困・病気・孤独が解消できる

・60歳からの起業は月3万稼ぐ規模で、余計なプライドは捨てる

・転職、再就職で注意すべきこと

 ①前の会社を引きずらない

 ②新しい価値観を受け入れる(中小企業は社長が法律)

 ③何で貢献するかを明確(自分の役割を勘違いしない)

・女性の人生には介護が3度ある

・会社員がすべき4つのこと

 ①人脈を作る(会社外での付き合い)

 ②コミュニケーションを大切にする

 ③生活の無駄をなくす

 ④健康に気をつける

 

#5 毎月モニタリングをしながら思うこと 

毎月月終わりに行う業務の1つ、モニタリング記録の作成。
毎月いつも思う。
 
どれだけ真剣に、この書いた用紙をケアマネージャーさんが読んでくれているのだろうか
 
そこの所を今、ケアマネ業として働いている方々に問いたい。
 
長ったらしいだけの、実の無い文章を拾い集める作業を煩わしく思われていないか、
自分がこれだけの時間かけて作った紙をむしろ煩わしく思われていないか
 
毎月考える。
 
 
 
 
 ・・以前盛り込み過ぎて、フォントを小さくし過ぎたら読めないと言われた。
で、結論、どうしたらいい?とも言われた。
いや、順調な利用でない事を知っておいて欲しいだけですと後から電話で謝罪した。
 
「こんな事書いてあるけど、どうなん?室内に手すりとか付けた方がいいかな??」
・・いや、そうはいっても本人がそれを望んでいないので余計な事を云いました、すみません・・
 
 
「どれだけ熱心だとか、真剣に書こうだとか、関係ないねん。あればいいねん」
とは、同僚と上司に言われた言葉。
 
「こんなん自己満足なだけやねん」
「一言でいい」
「どうせ形ばかりのもんなんだからあればいい」と。
 
そうなのか?
 
 定型文「今月もお変わりなくお過ごしです」で、提出。
 
流石に此処迄言われると仕事の意義だとか、モニタリングの意義だとか、
突っ込んでいかないといけませんが。
 それでもうちの上司が「今月もお変わりなくお過ごしです」で、提出している時期もあったのは事実、それで先方(ケアマネージャーさん)が何も突っ込んでこなかったのも事実。
 
 
とある機会に他事業所のモニタリング記録を目にする事が出来ました。
 
「え?」こんなんで良いんですか・・
というのが正直な感想。
 
と、いうよりこれで月1回のモニタリングとみなすのか、と。
 
持論ですが、
簡素化・効率化と相対するものとして、手抜き
 
私が日々簡素化・効率化をするのは意味があります。
手を抜く為に簡素化しているのではないのです。
「今月もお変わりなくお過ごしです」
こんなんで保険給付受け取ったらあかんやろ、と思う。
どうせ良い紙作っても、シュレッター。
どうせ良い紙作っても、実績だけ見て、モニタリングは一瞬しか目を通されていない。
とある機会に某居宅介護支援事業所の主任ケアマネージャーさんのモニタリングに目を通す様子を横で見ていました。
 
ふーん・・月のはじめにお渡しした実績とモニタリングはこんな風に見ているのか。
 それが全国のケアマネージャーさんがそうしているとは思いませんが、はじめて見た印象は雛には強烈に映るわけです。
 
そもそもモニタリングというものは、ケアプランに沿った内容を月に1回評価するべく存在するものですが、そもそものケアプランが曖昧な表記にされるとどう記していっていいかわかりづらい。それはケアプランに対する不満。
 
ケアプランを見て、サービスを提供している人材はどれほど居るだろう。
全国のケアマネージャーさんすみません。
そんな現場はありません。初回や再発行時に相談員が計画書を作成するにあたり読むくらいで、実際介護にあたる方には口頭で特段気を付ける事を伝えるだけが精一杯なのが実情です。
居心地や本人のそこの事業所に対する満足度を上げるのが急務であり、いざサービス開始となるとケアプランよりそこの事業所への満足度を上げなければその人は去っていきます。
(私もそのケアプランを作る職に就こうとしているのですが)
 そうしないと現場は回りません。一日何人ものご利用者さんと接する中、その場その場の対応で一日を乗り越えるのが目いっぱい。現場スタッフに伝える言葉は手短に。それでも毎日山盛りの変化があり、頭がついていけません。
 
 
話はモニタリングに戻りますが、
事例集を読んでいても、こんなのでケアマネージャーさんに月の様子が判るのか?具体的にやっぱ書かなあかんのちゃいますか??と思う。
せめて膨大な時間をかけ作成するケアプランは本人や事業所への意識付、
個別機能訓練所も通所計画書は本人へのモチベーション維持・意識付のツールであってほしい、
モニタリングもせめてものケアマネージャーさんの少しでもお役立ちになるものであって欲しいといつも作成しながら願います。
 
毎月感じる。
完璧なモニタリングの例文が見たい。
その指導がなされた者がモニタリングを作成する。
それに沿って全国一律の書式があればこんな悩まずに済むのに。
 ・・誰か自信満々にUPしてくれんかな。
 
自分のが良いものなのかどうなのかは判らないもの今月も下旬からこつこつと、日々の業務の中で、時間の隙間を縫って、モニタリングを作成する。効率化を求め、
 
「順調なご利用でした。準備運動ではー。月のネタ(実際のバイタル・足の上がり・送迎の様子等ケアプランに記されている様なものを一つ)」を予め作成しておき、パートさんに貼り付けておいてもらう。それに加え、自分が30日間ある中から利用に対する課題・向上した様子、変化等ほんの少しスラックからコピペして文章を整えます。
 
ざっと私の勤める職場ではご利用者さん75人として、今まで3日間程でしていたもの、コロナ禍でケアマネージャーさんがご自宅への訪問自粛を言い渡されているのを考えると、どうしてもより盛り込みたくなってしまい、自己満足の世界に入ります。ごっつう時間がかかる。効率化には程遠い。。。
 
これを作成中の頃・・お試しの方が来たり、その新規担当者会議になったり。審査会が後手後手になり月末ギリギリに介護認定がおりたりして、担当者会議のラッシュが来ます。
 
これこそ専念する時間を作るか、AIがやって欲しい。
 書類書類に追われ、結局ご利用者さんと接せれない。
以上、毎月、モニタリングをしながら思う事でございました。
 
※せめてものWord文章中、日付だけは昨年12月に1年間分打って時短を計ったんだけど、enterキーで整えるのが煩わしすぎる。
次年度は後輩の為にも、もう少し打ち込みやすいWord書式を作成する予定

#4  とっておき ズボラさんでもできるオススメ運動2選

新型コロナウイルスが世界を蔓延し、 在宅勤務が一目置かれているも、一方運動不足も取り沙汰されています。
そうでなくても日本人は諸外国と比較しとにかく座る時間が長い、デスクワークにより一日7時間座っているとの統計が出ていたり。
30分以上座り続けると血流速度は70%も悪くなるだとか。
 
また座りすぎによる疲労やストレス過多うつ病にも繋がりかねます
 
その様な統計や話は此処で触れるのも烏滸がましく沢山の記事がネットではUPされていますので割愛します。
 
 
座りっぱなしはあきませんか、と、せめてものと、
30分座ったらアラームを鳴らし、一度は立つ
わざと電話は立たないといけない場所に置いております。
狭い職場は手の届く距離に全てのものを集約させ、効率化そのものの城と化しているのですが、それは善し悪し。
 
苛々しない・面倒を省く代わりに健康を損ねている感が多々あります・・。
(昔の家で云うコタツにみかんに、孫の手でごみ箱を取り寄せるみたいな)
 
あと座る姿勢も身体には影響があるため、私のデスクにはノートパソコンの下にティッシュの箱を二箱、これで姿勢をほんの少しでも改善。
 

本当は途中で立って仕事をするスタイルも取りたいのですがなかなか・・。

 
 
当デイサービスセンターでは、歩く事を推奨し、高齢の方に於いての筋力低下や認知機能の低下・体力の低下等々が様々なリスクを引き起こす事を警鐘し、一昨年頃から歩数計の推奨と、ご利用者さんへのモチベーション維持の為、歩数計の管理をしています。
それに対しての根拠(エビデンス)として中之条研究というものがありまして、それを参照に話を進めています。
それに乗じて、私も歩数計を購入。
歩数計をつけ、昨年から1日の歩数を記録はしています。

kenju-jp.com

その中の判りやすいデータも貼り付けておきます。

【1年の1日平均の身体活動からわかる予防基準一覧】

 
先日は日経スタイルでも、データが記事にされていました。

style.nikkei.com

とりあえず目標は8000歩ですが。
私、現状 仕事の日は4000歩満たないという・・
 
ダイエットと同じで先ずは目視化する事が必要です。
30分座ったら立つ・8000歩歩く
(近隣の買い物でも歩けば2時間ほどかかり歩数は5000歩は軽くいきます)、
 
 
簡単なものから、長続きするものを習慣化したいと思います。
 
ちなみに万歩計と歩数計の違いはこちら。
 

#3 ご利用さんの急な体調不良休み 生活相談員スキルアップ

さて、今回は生活相談員として困るお休み、ご利用者さんの急な体調不良について記します。

通所介護の利用となると、家族、ケアマネージャーは予定された日にはデイに行っているものが当たり前と思っている方が多くいらっしゃいます。
学校・会社など予定されたスケジュールはこなすのが当たり前と思っているのは60歳以下。
ただ介護保険をお使いになる以上、なんら疾患をお持ちで生活をなされている方々、お歳65歳以上100歳程がメイン層。
予定された日に体調を崩す、入院となる、迎えに行ったら倒れていた、またそれ以上の最悪のケースも経験してきました。

入浴・食事・交流はケアプランに位置付けられるニーズとしてサービスの代表例ではありますが、
安否確認・安全確保も大切なニーズでもあります(私の勤め先は機能訓練特化型ですが勿論忘れてはいけないニーズです)。

自分が遠方に住む家族だとしたら、 就労時間中であれば、いちいち今日はデイサービスお休みされました等、連絡もらっても動けず、 「任せます」になると思います。が、 ケアマネージャーさんには突発的な体調不良についてはお伝えして損はありませんし、

またケアマネージャーさんと相談し、少し時間を置いてでもどちらかがご家族さんに連絡を入れる事は大切な職務であると考えます。

(※これについてはコンプライアンスどうこうではなく従来の電話だけでなくオンラインツールを遣うのが早く普及していただきたい!
…私の勤め先はせめてもの送迎車両携帯からの ショートメールです)

そうすることで、家族、ケアマネージャーさんとサービスを提供しているありき筈の姿になります。 デイに行ってるからいいや、にしてしまってはいけません。


余談ですが、ケアマネージャーさんが遠方に住む家族に転倒の報告を立て続けにしていたところ、そのご家族から「そうしたらそろそろ施設入所検討するので施設を探しておいてください」と言われ、「まだまだ在宅で頑張る力がある」と内々にご立腹していましたが、家族 の立場からしたらそういった発言もやむを得ないと感じます。


ただ日頃のケアを共有せず、急に「もううちのデイでは無理ですわ」 みたいに言われて、「え?そうだったんですか!」とは行かないためにも相談員はケアマネージャーと連絡を密に、常に連携をして時に家族に連絡も入れる必要はあります。

今まで休まなかった人が体調不良で初めて休んだ、
安否確認も兼ねて利用している人が休むのであれば心配です、

ケアマネージャーさんに、
こういう理由で今日はお休みしますが此方から家族に連絡しましょうか
この一言で、こちらの力をアップさせるチャンスでもあります。

勿論、体調不良の際には急ぎ、家族が先に連絡の場合もあります。
本人にも、家族と連絡を取ったことはお伝えください。
自分はしっかりしているのに、勝手に連絡を取られたと若干拗ねられてしまったケースが何度かあります。
…しっかりして居ようが居まいが個人カルチャーで通ってるのではなく、
介護保険というチームでサービスを提供なので、
そこは誰かがどこかの時点でお話すべきなのですが、、、
此処に契約をしていると思っている方の多い事多い事・・

サービス導入時には契約云々たくさん話しし過ぎて頭に入らないのが、
何とかしないといけない仕組み
ですね。これについてはまた後日。


今日の結論:
お休みを単に休みだと片付けずどうしたら本人の支援に繋がるか考えよう

日頃からきちんとしたサービスを提供していたら 間違いなく自分の力も付くし、
組織の力も付くし、本人、家族、ケアマネージャーさんからの評価も悪くない筈。
またいい スパイラルが生まれます。

#2 ご利用者の休みについて 生活相談員目線

今まで何も感じなかったご利用者さんの休み。

フロアスタッフにとっては利用者さんが休めば休むほど身体は楽でありラッキー!
・・とはいえご利用者さんが少なければ少ないほど、経営者だけではなく、
フロアスタッフからもデメリットしかありません。
 
①フロアに活気がない
②サービス利用中、利用者さん同士が喋りあって場が持ち、フロアスタッフは楽に
 なるというのにそれが出来なくなる。
③手持ち無沙汰な時間が長くなり何かスタッフが一手打たないと間延びをしてしまう
 気も遣う。
④同年代の方と社会交流を求めるご利用者さんとしてもデイに来る意味合いが薄く
 なる。
⑤デイ側としては来て下さって有難うございます感が強くなってしまう。
(また後日、触れます。まだリンクはしません)
⑥ご利用者さん側としては休んでもいいやという気持ちが生まれる。
⑦デイに行ってもつまらないという感情が強くなる。
 ・・そして又お休みの方が出る、負のスパイラル。
 ・・というか本当にデメリットしかない。
 
そうしたらどうしたらよいのか、が、相談員の腕の見せ所でもあります。
体調不良か、また予定や都合があっての休みなのか。
先ずはそこをきちんと見ます。
 
 
では具体的なやり方を。
カレンダーに利用人数を書き込みます。
 
数字しか見てはいけません。何曜日に何人お休みをしているのか。
 休むには言い訳をつけてきます。ケアプランに位置付けられた利用回数が本人にとって多いのか?金銭的理由か、身体的理由か、精神的理由か、家族の状況か??如何せんケアマネ―ジャーさんに相談しましょう。ケアマネージャーさんの再アセスメントが必要かもしれません。
 もし本人、ご家族さん、ケアマネージャーさんが週2回利用が妥当だというのであれば 週に1回はスポットに降りてもらう交渉をします。スポットでの利用にし、実績が伴えば、固定枠が空いた際、週2回に戻します。(その間、他のスポット利用者が入る枠に活用してもよいです)
 
フロアスタッフを減らします、そうしたら自分がフロアに出ないといけないという危機感が生まれます。
 フロアのスタッフは法基準のギリギリが適当数です、そこから計画書作成だのなんだのスタッフは抜けていきます。
 認知が強い・介護度が重たく一人では対応が出来ない、フロアにゆとりが欲しい。人手というものは幾らでも要ります。
 重要事項説明書の人員基準は何だろうといつも思います。
 しかし時間と体力勝負である介護業界、とりわけ通所介護の施設において、人員に不満があるのであればどこか納得いく所を探す方がよいと常々感じています。
 デイサービスの人員もカツカツです、しかしそれは介護度も比較的軽いので充分だと感じます。
 大概、経営に関わる75%は人件費です、上の人が多い人員配置はさせません。
 しかも豊かな人員は誰かがやってくれるという人任せ感が強くなり、自己を招く恐れが高まり、時間と人手でカバーをしてしまい創意工夫が生まれません。
しかも、人手が多い時ほど、ミスも多く、忘れ物も多く、事故やヒヤリハットも多くなります。これは16年の経験則からも感じ取れます。
 なのでカツカツで丁度いいものだと個人的には感じています。

体力、時間勝負…ならば次は、頭を使えと常に考えます。

少し余裕があるのなら、相談員・フロアともに70%くらいの仕事と、30%の余力を持ち、次に繋がる創意工夫を生み出すための仕事というタイムスケジューリングを行いますが今は置いておきます。
 
営業を掛けます出来れば要支援の方でスポット利用をご理解頂ける方を入れるべく、包括さんに電話をします。
④そこで①のお休みが出やすい曜日を2・3提示しつつ、お試しに来てもらいます。
 
そうして常に90%を超える稼働にしてしまえばあとは楽です。
そんな事を言うと、もし 利用出来なかったらどうするの?理解出来ずクレームが来たからやらない、と他拠点相談員に渋い顔を何度もされました。
が、稼働率を上げるのは 間違いなくスポット利用者の管理が肝になります。
如何にスポットでも来たいと思って頂けるものを築けるか、が相談員の腕の見せ所です。
 
もちろんそこまでにフロアやスタッフの問題解決をするのもお役目になります。
 
その様な状態が保てるデイにしてしまっていれば週1回利用から開始していた方も増回を希望されますし、ご利用者さんの中止の時にはスポットの方を固定枠に案内出来ますし、稼働率も下がりません。
 
いいスパイラルに突入しています。
 
なお、
新規で取る利用者さんはスポットからにはなります。時々は空いていた固定枠に新規利用者さんを入れます。
 利用者さんが増えて介護度を重たい人を入ってもらえれば人員を避ける交渉が出来ます。介護度が重たければそれだけ収益が入るでしょう、と。
 
相談員業務は、経営者との駆け引きも重要な仕事の1つです。
 
 ケアマネージャーさんには常にいっぱいイメージがついてしまいがちですが、そろそろ抜けてしまう可能性が出てきた折りには、また営業をかけます。待っていてはいけません、  どうせ電話してもいっぱい で断られるだろう と思わせてはいけません、そのうち多忙なケアマネージャーさんからは一事業所は忘れられてしまいます。こまめに空きはお伝えするのがミソです。
 
相談員業務は、ケアマネージャーさんとの駆け引きも重要な仕事の1つです。
 
最後に、
そんな頑張っても頑張らなくても給与にも関係もないんだし、 しんどいしんどい言う
フロアスタッフさんに対しては、
利用者少なくて楽なのと、多くてしんどいのを交代交代な方がスタッフとしてはしんどいよ、しんどいのをデフォルトにして、稼働率あげてる方がいろいろ上司に  交渉しやすいし、 利用者さん自体も楽しいし、悪いことはないんだよ。暇な方がかなわんよ。
と、諭します。
 
フロアスタッフさんとのやり取りも重要な仕事の1つです。
稼働率に慣れると、暇な仕事を嫌うスタッフも出てき、あまりにお休みが多い日にはスタッフさんの方から、当日誘える人電話連絡して~!とせがまれる事もありますよ。
 
今日の結論:
稼働率維持は活気があって面白い